咲き舞う華は刻に散る
翌日。
美桜里は靴を履いていた。
外では既に土方が馬に跨がり、待っている。
靴を履き終え、玄関を出ると、英達がいた。
「美桜里、達者でな」
「叔父様達もね」
すると、英は美桜里に近付くと、小さく耳打ちをして来た。
「自分の気持ちに素直になって、土方さんと仲良くな?」
「は?」
「美桜里!そろそろ行くぞ!」
「あ、ああ」
美桜里は彼に囁かれたことに疑問を感じながら土方に駆け寄り、後ろに乗った。
彼女が乗ったことを確認すると、土方は馬を駆けらせる。
「またね、美桜里ちゃん」
「「またね~、美桜里お姉ちゃ~ん!土方のおじちゃん!」」
美桜里は後ろを振り向き、手を振った。