私の彼氏は俺様系男子

「希更に何か言われたのか?」


......どうしよう。


なんて答えよう。


晴に変な心配をかけたくない。


「ううん。何もないよ」


私は笑顔で答えた。


「....そうか。
じゃあ、帰るか?」


「うんっ」


晴は私の手を握り、駅に向かった。


駅に着き、晴と一緒にホームで電車を待っていた。


今日は何かのイベントがあったらしく、
いつもより人が多かった。


「電車まだかなー」


私はホームから少し身を乗り出し、
電車が来るか確認をした.....


その時。


どんっと、背中を押された。


え.......。


私の体はそのまま線路に落ち...。


なかった。


「あっぶねぇ...」


私は晴の上に倒れていた。


「2人とも大丈夫!?」


「ケガはないっ!?」


近くにいた人たちが声をかけてくれた。
< 119 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop