小悪魔の溺愛
「家庭科の先生が来たら、

どうするんですか?」


私は先生の腕から、逃げようとした。

・・・

それは、許されなかった。

・・・

というより、

逃げたくなかったのかもしれない。


「もし、見つかったら、

生徒を慰めていた・・・

って言えばいい」


そう言って微笑んだ先生。

・・・

その笑顔は反則だ。


何も言い返せなくなる。


背の高い先生。

どうしても、上目ずかいになってしまう。
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