【完】最初で最後の恋
仕事を終え、すぐに向かう病院。
鞄の中に入っているお守りを見て、瞬の喜ぶ顔を想像する。
自然と顔が緩んだ。

コンコン
「はい?」
ガラッとあたしはドアを開ける。
「瞬っ♪」
「奈央、仕事お疲れ」
あたしたちはまた、きつく抱きしめあう。
「あたしね、今日は瞬にプレゼントがあるの」
あたしは鞄の中からお守りを取り出す。
「じゃーーん!お守り!!あたしとお揃いだよ♪」
「うわっ、マジで??すげぇ嬉しい!もしかして、手作り?」
「えへへ//」
「ありがとな、奈央」
「うん!」
瞬の喜んでいる顔を見て、
あたしも、嬉しくなった。
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