Believe
「そんな落ち込む事じゃないって」と泉が笑顔で言ってくれた。

「そうだよ。付き合ってからまだそんなに長い訳じゃないんだから、これから沢山聞けばいいじゃん」と優しく言ってくれた壱成君。

「そうだよ。初めから何でも相手の事分かる人なんていないんだからさ。じゃー何がいいか見よう」と泉。

「うん」

3人であれでもない、これでもないとデパートの中をグルグル歩き回った。

時計を見るともう4時半を過ぎている。

デパートに来てからもう3時間も経っていた。

(このままウロウロしていても決まらない。泉たちにも悪いし、今日は帰るとするか)と思い、私は立ち止まった。

「今日は決まりそうもないから帰ろっか。長い時間付き合わせちゃってごめんね」

「時間は気にしなくていいよ!それに、まだ買ってないじゃん」と壱成君。

「そうだよ、優希。いいの買わなくて?」と泉。

私は少し考えた。

「うん。これだけ見ても決まらないんじゃ、このまま見ていても決まらないと思うから…今日、付き合ってくれたお礼に夕食おごるね!どっか食べに行こっか」と私。

「そんなのいいって」と泉。

「せっかくの休みだったのに、2人に付き合わせちゃったんだから、気にしないで!」と私。

私たちはデパートを出て、車に乗った。

「2人は何が食べたい?何でもいいよ!」と私。

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私の名前は上杉 麻美 田舎から上京して2年 都会の空気にもやっと馴染んできた 短大を出て今の会社に入ったけれど、 これと言って楽しい事もなく ステキな出会いがあるわけでもない… 休日と言えばお昼過ぎまで寝っ転がり、 何もせず1日が終わるって感じの堕落ぶり 都会に来れば楽しい事がいっぱいあると思ってた でも そんな生活が逆転したのは ほんの些細な出来事だった

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