タイムリミット

死の呪文




「――オイ」



…?

「起きろ!!」

「はッ、ハイッ!!!?」


耳元で叫ばれたので思わず飛び起きてしまった

耳がキーンとしていてまるで耳鳴り状態


すごく痛いし

なんか木霊しそう…

目の前に、茶色の澄んだ瞳があった

寝ているところに触れるとあの無の場所で感じた感触。


まさか…

「お前、病気なわけ?すぐ近くの病院につれてったら探している子だって…」

やっぱり

目の前が、真っ暗になった

つれもどされたんだ。

無という地獄に。

白という魔界に




コイツは、悪魔?


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