終わらないセピア



優しい眼差しの少し先に
新たな決意を垣間見た気がする……



『ミッちゃん。あたし……ミッちゃん
 だったらいいよ』



真っすぐ視線を外さずにモカは
見据えてる。
欲望の赴くままに素直に伝えて
くれている。



あたし……それに応えていいの?



うるさいくらいに高鳴る鼓動は
あまりにも美しく艶やかな唇が
近付いてくるから。



バサッと肩から落ちたバスタオル。
半乾きの濡れた髪が整った顔を更に
引き立てている。



待って、モカ………



ウソでしょう………?








< 69 / 117 >

この作品をシェア

pagetop