終わらないセピア



『……後悔しない?』



コクリと頷くモカの髪を撫でた。



『モカ……あたしもう、我慢出来ない
 からね?』



涙目で抱きついてきたモカをそのまま
横に押し倒した。
長い髪を払えば、キレイな鎖骨……
キャミソールとブラの紐。
その全てがあたしの欲望を駆り立てる。



胸の膨らみに唇を付けてチクンと
キスマークをつけたら
モカは恥ずかしそうに顔を背けた。



『顔、隠さないで』



可愛い顔、見てたいの。



『ゴメ……嬉しくて…』



さっきまで強気にあたしを翻弄していた
モカが今は泣いている。
あたしに触れられることが嬉しいって
泣いているの……



もう……愛しくてたまらない。
優しく…優しく…壊してしまいたい。







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