黒木健蔵の冒険
「そうだ、里奈に、頼んでみたらどうだろうか?父さんは、孫の中でも里奈を一番、可愛がってたじゃないか。里奈に散歩にでも連れ出してもらって、気分転換させたらいいんじゃないか」


健司が急に思いついたように言った。


「里奈にか……確かに、父さんは、里奈には、特別な愛情があったな。里奈は、母さんに一番、面差しが似てたからな」



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