黒木健蔵の冒険
「人間なんて、棺桶に入る時には、地位や名誉や財産なんて、所詮、持っていくことはできないからのぉ。死んだ時に、どれだけの人間が本気で惜しんでくれたか、悲しんでくれたかということが大切なんだと、わしは、先に死んだばあさまに、改めて教えてもらったんじゃ」


「おじい様のお気持ちは、よくわかりました。でも、この先も、あのようなことを続けていくおつもりですか?お父様たちに、もし、気付かれてしまったら、大変なことになりますわ」


「ふむ、まぁ、このまま続けていけば、ばれるのは時間の問題ではあるがの」

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