心から
うぅ……動けない。





「ククク(笑)どうした?」




はぁ…これも試練なの?
神様は厳しいのね。






「動けません。」




「はぁ……よっと。」




私を軽々しくお姫様抱っこする。




全身に鳥肌が立った…震えるし、吐き気がまた私を襲う。







「オマエ…震えてんぞ。いつもな…。」




寂しげな表情をする潤。




「………昔…。」



「ん?」



「昔に色々あって…。」



「それは、今度だ。俺だけに言うな。心配してる奴はほかにもいる。」





そこまで聞くとまた私は意識を飛ばした。









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