キミに送る約束~空に向かって~
「じゃあ...俺の気持ち確かめるために
わざわざそんな高い本買ったってわけ?」
「違「ざけんなよっ!」
心愛の肩がビクッと縦に震えた
「アイツは...アイツは俺を裏切ったんだ!
許すわけもねえだろっ!」
許すわけねえ!許さねえよッ!
俺はその場に崩れこんだ
そして地面を何度も叩く
「もう...好きじゃねえって.....!」
「...お見通しだよ...慧。あたし...慧のこと
分かるもん...だから言って...ょ」
心愛が俺を抱きしめる
「好きじゃ...ねえ─.....」
誰があんな奴を思うよ...?
「じゃあ...戻って来てくれるとしたら?」
え.....
「慧の元に帰ってきてまた...笑ってくれると
したら...どうする?」
『慧くんっ♪』
あの笑顔が...また見れる?触れられる?
梓に.....
『慧くんが好きっ///』
梓.....
「許す.....」
「え......?」
っ!?
いきなり自分の口から出た言葉に
驚く......