キミに送る約束~空に向かって~

なんだか面白い人だなー。


「あ、じゃあ弘也くんってこういう合コンとか
滅多に出ない派?」


千尋は目を光らせて言う。


「ああー、まあいつもコイツに無理矢理
連れてこさられるだけ。だけど合コンで
女と出来た事なんかねえよ。」


弘也くんはめんどくさそうに言う。


「じゃあさ、この子もそういうタイプだから
お二人さんで喋ってれば?」


「「はあ!?」」

「いいねー、それ♪」


あたしの斜めの男子は楽しそうに弘也くんを
あたしの迎え側に座らせた。

そして弘也くんの耳元でコソコソ何かを
言う。

何言っているんだか...?


「あっ...よっよろしく。」

「どっどうも.....。」


目の前で見る弘也くんは黒髪が
かかっていてサラサラした髪。
少しだけワックスをつけていて
遊んでいるけどやっぱ普通の人と
違うオーラがでている。

慧とはまるで正反対。

ってあたしなに慧のこと考えてんのよ!
今は慧の事忘れなきゃ!
いっ今っていうか...もうケリつけなきゃ。


「姫宮...心愛ちゃんでしょ?」

「へっ!?」
< 42 / 381 >

この作品をシェア

pagetop