キミに送る約束~空に向かって~
なんだか面白い人だなー。
「あ、じゃあ弘也くんってこういう合コンとか
滅多に出ない派?」
千尋は目を光らせて言う。
「ああー、まあいつもコイツに無理矢理
連れてこさられるだけ。だけど合コンで
女と出来た事なんかねえよ。」
弘也くんはめんどくさそうに言う。
「じゃあさ、この子もそういうタイプだから
お二人さんで喋ってれば?」
「「はあ!?」」
「いいねー、それ♪」
あたしの斜めの男子は楽しそうに弘也くんを
あたしの迎え側に座らせた。
そして弘也くんの耳元でコソコソ何かを
言う。
何言っているんだか...?
「あっ...よっよろしく。」
「どっどうも.....。」
目の前で見る弘也くんは黒髪が
かかっていてサラサラした髪。
少しだけワックスをつけていて
遊んでいるけどやっぱ普通の人と
違うオーラがでている。
慧とはまるで正反対。
ってあたしなに慧のこと考えてんのよ!
今は慧の事忘れなきゃ!
いっ今っていうか...もうケリつけなきゃ。
「姫宮...心愛ちゃんでしょ?」
「へっ!?」