Kissしてダーリン[短篇]
「寝言。…俺の夢でも見た?」
「え」
ニヤっと笑顔を見せ、敦はベッドから出て行った。
残された私はもちろん真っ赤。
寝言って…
は、恥ずかしすぎる!
5分くらいそのまま停止状態。
はっと我にかえり、敦の後を追った。
「真央、今日遅くなるけど、来る?」
朝ごはんに箸をつけながら、敦は私に問う。
「来る!」
遅くなっても良い。会えないのは辛いから。
「そ。」
そう言うと黙々と箸を進めた。
「じゃ、行ってくる。」
私より30分早く家を出る敦。
玄関までお見送り。
「いってらっしゃいっ」
ニコッと笑い手を振る。
「…遅くなんなよ」
「わ、分かってる!」
軽く唇を合わす、敦は出て行った。
なんか新婚みたいっ///