悠久の祈り -春宵夢想-


顔が可愛いだけあって、その迫力は倍増していた。




「さぁ、涼さん。着替えましょうか♪」




着替える…?




何に…?




そして、私は意味が分からないまま着替えさせられた。




髪は上げられ、顔には白粉が塗られる。




「あの…、これは一体…?」




「ん?今から涼さんと土方さんの祝言を挙げるのよ」




七重さんは白無垢を広げながら、そう言った。







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