悠久の祈り -春宵夢想-


すると、彼は私から身体を離し、まっすぐ私の目を見つめて来た。




「それでも、汚れてるって言うなら、俺がお前の汚れってやつを白に変えてやるよ」




「え…っ?」




彼が私を白に変える…?




「義兄上だけじゃないよ。俺や夏依、翔馬や拓眞も姉上を白に変える」




愁の言葉に夏依さんも頷く。







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