女たらしな我が主
「じゃあ、口説かなきゃいいのに」

「だってさ、面白いじゃん。

高貴なヒトは落ちにくい。

そこを、口説き落とすのが醍醐味っていうのかな」

決めた。

いつか隙を見て、蹴ろう。

後頭部にメガヒット食らわせてやる。

「そんなこと考えながら、口説いてたのか」

「まさか。本人を目の前にしたら、真剣さ。

じゃなきゃ、女にはすぐにバレる」

光様はこっちをむいて、あたしに手を伸ばし、身を寄せる。

なっ、何の真似だっ!?

< 14 / 39 >

この作品をシェア

pagetop