女たらしな我が主
この声、

この顔。

まんま奏ちゃんだ。

でも、たった今、完全に別人だと頭が理解した。

少なくとも、別人の魂だ。

もう、混乱なんかしてやるか。

「でも、高貴な方なんでしょう?」

「まあそうだ。お亡くなりになった東宮の奥さんだったからな。

でも、何をするにももったいぶってて。

気品のある、すごい美人なんだけど。

何ていうか、

・・・メンド臭ぇ」

蹴ってやろうかな、こいつ。
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