わたしとあなたのありのまま ‥3‥
冬以の去り際爆弾発言のせいで、こっちは散々な目に遭った。
翌日の金曜日。
朝一番でナルちゃんが私のところへ飛んで来た。
「バカッ! ほのかのバカッ! 欲張り、欲張り、欲張り、欲張りぃーっ!」
教室入って自分の席に辿り着いたところを襲撃された。
もの凄い剣幕で、ポカスカ、グーで殴る、殴る。
威力は大したことないのに、連打だから地味に痛い。
「私欲張ってなんか……」
「田所くんっていう、そこそこ素敵な彼氏が居ながら、イケメンダンサーにまで手ぇ出して。これを欲張りと言わず、何と言うー?」
「『そこそこ』って。『手ぇ出して』って……」
「ほのかばっかり狡いっ! 羨まし過ぎなのよ、ムカつくー!」
いつもはふわふわしていて可憐なナルちゃんが、お猿さんみたいにキィーキィー騒いでいる姿に、ちょっとびっくり。