大事なモノ
「ん、ん~」


眠い、あとちょっと…


まてまてまて!チラッとしか見てないけど、外真っ暗じゃなかった!?


ガバッ


「うぉ!?」


急に起きたらベッドに腰掛けた誰かが驚いた


「あ、あんた…なんで…」


居たのはアイツ、山城 裕太だった


窓を見ると外は真っ暗


時計の針は7時になっていた


「あぁ、部活終わったついでにお前の荷物教室に置きっぱだったから持ってきてやったぞ」


あたしの鞄をずいっと目の前に出す


不意に綾の言葉を思い出す


(山城の事好きなんじゃないの?)





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