恋の魔法。
あたしの言葉に
フッと笑ったこいつ。
そよそよ吹く風に
気持ち良さそうに目をとじてる
こいつをみたら、
自分でも驚くほど
穏やかな気持ちになれた。
「その、
心配、してくれて...
ありがと...」
あたしのいつもと違う
素直な言葉に、
一瞬目を見開いてから、
神田咲哉は全開の
笑顔を見せた。
「おうっ!」
まあ、きっとこうして
2人で過ごす時間も
最後になるんなら、
素直になるのも
悪くないかな...。
「ねえ...」
「んー?」
「もう、やめにしない?」