お仕置きしてやろうか?～ご主人様は俺様王子～

「来週だけど…。」


「時間がないな。俺でよかったら勉強手伝おうか?」


「え?」


ええええっ?


きょきょきょ恭ちゃんが!?


あたしの中で追試という言葉が地獄から天国に変わる。


「だって一人でやるのは大変だろ?」


恭ちゃんは笑顔だ。


いいのかな…


なんだか迷惑ばっかりかけて申し訳ないけど


留年はなんとか回避したい。


それにあたし、恭ちゃんがいてくれたら頑張れる気がする!


「じゃああのお願いしま「それ俺も参加で。」


ドキドキしながら頼もうとした矢先、横から口を挟まれた。


勿論、桐生に。