お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~
解答用紙に向かって届くはずのないジャンプを続ける。
けど桐生がさらにそれを上へ上へと動かすからキリがない。
「桐生、来栖、お前らいい加減にしろよ。」
エンドレスなそのやりとりを見て恭ちゃんが呆れたように呟いた。
今は帰って桐生の部屋に来ている。
メンバーはあたしと桐生、それから遊びに来ている恭ちゃん。
ほんとは今日は二人はどこか出かける予定だったらしいんだけど
あたしの素晴らしい答案用紙を見て気が変わってくれたらしい。←
留年なんて前代未聞だもんね…。
なんだか申し訳ない。
「来栖、それより追試はいつなんだ?」