お仕置きしてやろうか?~ご主人様は俺様王子~

「あぁ」


ホテルのベットの上。


満足げにあたしの体をベットに下ろすと桐生は衝撃の事実を告げた。


留学自体は避けられない事実らしく、桐生は明日の飛行機でアメリカに行かなければならないと。


「俺がいなくなって寂しいか?」


「もちろんだよっ…!!」


そう答えると桐生は困ったように笑った。


その顔を見てまた愛しさがこみあげる。


あたしはどれだけ桐生に惚れているんだろう…


「でも…」


「ん?」


「待ってる。桐生が戻ってくるのをずっとずっと待ってる」


あたしは素直な想いを口にした。


どんなに離れたってあたしは桐生のことを嫌いになれるはずがない。


桐生のことが好きだから…


桐生の未来をずっと傍で応援していたいんだ。

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