君とタイムトラベル☆~過去からの手紙~
「近くの公園、ほら、昔一緒に遊んでたじゃない?あそこの奥にある桜の木の下で..」
「すごいな..」
ぽつりと呟く拓登。まじまじとそれを見つめる。
人の話も全く聞かない。
こういう時は
拓登が集中している時だ。
「中、開けてみてもいい?」
無言で頷く。
昔からそうだった。
家の中にある珍しいものを拓登に見せると、瞳をキラキラさせて、いつまでも見ていた。
きっと今だって。