君とタイムトラベル☆~過去からの手紙~
突然振って来た声の先を見ると、小林さんがあたしを睨むように見つめている。
「何してるの?昨日の約束、忘れちゃった?」
ずんずんとこちらに近づいてくる小林さんは拓登の腕を引っ張る。
「勿論、覚えてるけど..王麗さん、これ少し預かってもいい?」
「え?」
「ちょっと気になる所があるんだ」
さすがは天才少年。
何か分かったのかしら?
「あ、うん」
「それじゃあ、また明日」
「うん、また明日」