セカンド・サラン~年下君に恋して~
ワインと前菜がすぐに運ばれてきた。

「乾杯。」

「あのね。

 韓国語、ぜんぜんわからなかった。」

「そ、そっか。」

「だから、今、わかるように言って!」

「・・・」

ジョンフンの顔が固まった。

「だ、だから、その・・・

 こうして食事したり、したいなって。」

「そう。いいわよ。それだけ?」

「いや。はっきり言わないとね。

 うん。ちゃんと。」

 自分で自分を言い聞かせているのが、

 なんだかとてもかわいかった。

 持ってる、フォークとナイフを置くと、

「僕のこと、ジョンフンって呼んでください。

 それで、つきあってください!」
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