セカンド・サラン~年下君に恋して~
ちょ、直球できた!

真面目なんだ。

うん、わかった。

ひと呼吸おいて、ゆっくりと

「本気で、言ってるの?私、バツイチよ。

 それに、年上だし。」

「わかってる。」

「わかってるって、それでつきあうって・・・」

「好き。になりました。」

ほんとに!?

今、告られてる?

ストライク、ド真ん中!!

いけない。落ち着かなきゃ。

スーッと、息を吸って・・・

「私、ダンナ。タクミのことが忘れられへんねん。

 せやから、イム君のこと、好きやけど、

 そんなんで、つきあうって、あかんやろ?

 気持ち、自分でもよー整理できひんの。

 かんにん。」

関西弁で一気に話して、頭を下げた。


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