セカンド・サラン~年下君に恋して~
中堅どころの設計事務所で、

庶務のような経理のような、そんな仕事をしていた。

「水木さん。コレ取ってきたから、お小遣いちょうだい。」

営業の畑野君が書類をひらひらさせながら、

領収書を出した。

私は金庫から、小銭を出して、

「はい。今日のお駄賃ね。」

と、チャリンと彼に手渡した。
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