桜花火
「ちょ、ちょ、ちょいストーーーップ!!」
話についていけない佐伯くんが、両手で会話を無理やり止めさせる。
「や、マジで話のいきさつわかんねぇし! ちょっと説明!! はい、川谷さん!!」
「へっ? あ、はい!」
先生のような口調で
佐伯くんが私を指名したので、思わず大きく返事をして説明を始める。
「そこの人とはこないだ……―――」
さっきまで黙々とお弁当を食べていた奈々も、
いつのまにか食べ終わっていて、気づけば私の話を聞いていた。