桜花火


「 …ふうん 」




ナナ…、 さん ( とりあえずさんをつけておく )は、
興味なさ気に相づちをうつと、 その場から去ろうとくるっと踵を返した。





しかし、
またくるっと振り返り俺の方へずんずん近付いてきた。









俺は完璧に気を抜いていたので、 その行動に
「 な、 なんや 」と情けない声を出してしまう。






ナナさんは、 無表情だった顔を真剣な表情へと変えて、

「 お墓で小夜と会ったんだよね? 」


とじっと俺を見つめて問い掛けた。





その表情の意図がわからない。




「 おん、 会うたけど…。 それがどうかしたんか? 」







ナナさんは俺を見つめる視線は変えず、


「 小夜の様子は? 」


と真剣な表情から、 今度は心配そうな表情へと変えて、 俺の問い掛けも聞いていないかの様にまた俺に尋ねた。



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