恋するイケメン
繋いだ手が熱くて、汗ばんでくる。


「亜由美、土曜日空いてる?」


「土曜日?…何もないと思うけど?」


急に話しを振られ首を傾げる。



「じゃあ、空けといて、迎えに行く。」


ぶっきらぼうに言う泉堂君。


「デートしよ。」


「で、でーと?」


聞き慣れない単語に声が裏返ってしまった。


デートって……
言いようのない恥ずかしさに顔が熱くなった。




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