モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~
『モヤシ男さん、あばらの方は治りましたか?モヤシ男さんに出逢えて、僕は少し懐かしい気持ちになりました。相変わらずの華奢な体、アナタともう一度プロレスしたかったです。今度は、ちゃんと闘って下さいよ。って、もう闘えないですけど…アナタは、何か頼りないけど何か不思議な人、人を惹きつける何かがあるんですね。もし、生まれ変わったら僕と友達になってもらえませんか?モヤシ男さん、ありがとう。』



それで遺書の文章は終わっていた



涙が込み上げてくる


止めたくても止まらない



「モヤシ男さん、謝るのはもう辞めて下さい。あの子は、最後にアナタに逢えて嬉しかったんだと思います。ありがとうございました。」



ニラレバ男母は、俺に頭を下げお礼を言った


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