モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~
「食べ終わった所であれなんだけど、実は大事な話があるんだ・・・」



ずっと入院中に考えてた事



「えっ?なんですか?」



お互いが真剣な表情になった所で話を続けた



「実はさ、もう何でも屋辞めようと思って。」



「…何をまた冗談を。何でも屋って、モヤシ男さんにとって大事な仕事なんでしょ?」



モヤシ女の真剣な表情が少し緩んだ




「本気だよ。確かに大事だけど、もう俺には自信というか人を助ける資格なんてないと思うんだよ。」


「言ってる意味が分からないんですけど。」



不機嫌になっていくモヤシ女



「分かってほしい。もう俺には、やっていけない…」



---パン!---


「見損ないました!そんなモヤシ男さんなんて大嫌いです!」


モヤシ女は、勢いよく部屋を飛び出して行った



俺は、何も声がかけれなかった

ただ、叩かれた右頬を押さえる事しかできなかった



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