愛しい人~出逢いと道標~
部屋の窓から星空を眺め、今日あったことを思い出す。

たくさんのことがあったが、私にとっては大事な日になった。

これから、私は私であるために頑張らなければいけない、私が私で歩くべき私の道をしっかりと進まなければいけない。



携帯電話が鳴り響く。



一時間くらい前に着信を入れておいたから、それの返信だろう。



今日あったことを全てをありのままに伝えるんだ。


いや、一つだけ・・・

好きな人ができたということだけは伝えないでおこう。



携帯電話を右手で取り、通話ボタンを押した。





(本編、完)
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