あなたは一度も。






「...先生いないみたい。
とりあえずベットに横になろ?」



椿は優しく言った。



「大丈夫?
何かあった?」



本当に優しいな…。

椿のこういうところに
毎回救われてきたんだ。



「...あのね。
私こないだから変なんだ。
唯が目の前にいると、すごくどきどきしちゃって..」




すると椿は
ニコッと笑った。




「それはさ、結衣。



―――恋じゃないかな?」








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