悪魔のようなアナタ ~with.Akito~



10分後。

ジーマは住宅街の中にあるマンションの前で止まった。


マンションは5階建で、晃人の部屋は5階の端部屋にあるらしい。

晃人に連れられ、灯里はマンションのエントランスをくぐった。

そのままエレベーターで5階に上がり、部屋に入る。


「お邪魔します……」


リビングに入った灯里は思わずまじまじと見回した。

黒と白で統一されたモノトーンの空間に、赤やオレンジの小物やクッションがバランスよく置かれている。

まるでモデルルームのような部屋だ。


リビングの奥には広いキッチンとダイニングが見え、その手前に書斎と寝室がある。

広々としたその空間に灯里は感嘆の声を上げた。


「へぇ……」



< 69 / 171 >

この作品をシェア

pagetop