同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
え、なにこれ。嫌がらせ?あたしへの嫌がらせのつもりなのこれは!
「おまえ…温かいな」
「そりゃどうも」
その代わりあたしはとっても暑苦しいけど。
「…二の腕とか意外と柔らかくて気持ちいい」
「ねぇ、なにあんたさり気なく痴漢してんの?いい加減、離してこの痴漢野郎!」
あたしが怒鳴ると最低男はあたしの頬を片手でつまみ引っ張った。
い、いったぁあああ!!!
「にゃに…しゅんの…!!」
ムカついたあたしは、頬をつまんでいる片手を振り払い自分の身体を最低男のほうに向かせた。
「…っ!?」
振り向くと最低男の鼻とあたしの鼻がお互いにぶつかりそうなくらい近い距離になってしまった。
だけど最低男は表情一つも変えずあたしの頬をまた引っ張る。
「いひゃいってばぁあ!!」