人形の微笑
コルトはそう言って話をおさめると、
未だ固まっている二人に意味深な笑顔を向けて、
「それじゃ………頑張ってねェ」
二人の心に衝撃を、迷いを、そして真実を残して
森の中へと消えた。
………さっきまでの出来事が夢のように、
午後の光は穏やかなまま変わらず二人に降り注いでいる。
そして、
「……………っは!!」
いち早く我に返ったクロアが、
リリスの名をよびながら
その背中に近付こうとして……
「リリ……―――――ッ!!」