君に、この声を。



「久しぶりっ奏太!」



嬉しさのあまり、声がコントロールできないくらい弾んでいた。



「帰ってくるなら教えてくれてもよかったじゃん」



前に座る怜が、目をまん丸にしながら振り向いた。



「え、知り合い?」

「うんっ。あのね――」

「あのさ」



頭の上から声が降り注いできた。


私の言葉を遮り、奏太が口を開いた。




「俺ら、初めて会ったと思うけど」



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