あの日の君へ。
*第11話*
「なっ、鈴??」

誠は 何であたしが
そんなこと言ったのか
分かってない様子。



・・・イラつく

「だって昨日、誠 女の子と・・・」
「ちょっと待って、何のこと??」

何で分かんないの?
信じらんない・・・


なんで嘘つくのっ・・・


「っ・・・ 昨日宝石店で
女の子と楽しそうに指輪見てたでしょ!!」

思わず怒鳴ってしまった。


誠は同様している様子

「み、見てたのか・・・?」

「!!」

何、ソレ

認めるの?


浮気、、してたの?


怒りと悲しみと、
悔しさと憎しみと 苦しさ。

色々な感情が込み上げてくる



やめて

言わないで


それだけは、、、


「もういい
誠なんて、大っ嫌い!!!」


言ってしまった。


あたしは、後ろを向いて
走り出す。


「鈴っ ちょっと待て誤解だよ!!」

何も言わず、誠の手を振り払い


そのまま横断歩道へ飛び込む。



信号が点滅していることに気づかずに
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