桜の木の下で【短編】

最後の時

僕は、いつものように目が覚めた。

でも、隣に居るはずの憂里の姿が無い。
僕は慌てて布団をめくった、居ない。


どこに行ったんだ!!



部屋中を走り回り
ふっと、テーブルに目をやった。

上にメモが置いてあった。

憂里印の淡いピンク色のメモ用紙


急いで書かれた文字を読む



「toアキラ
償いは全て私が、、、


明だけは絶対に幸せになってねv

fromユウリ」


僕は焦った!!
今までこんな事、
黙って部屋を出たりなんてなかったから。

それに
このメモに書いてある事、
僕は不安だった。



「償いって何だよ!?」
パニックになってしまった。



ソファーに座り頭を抱えた。
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