桜の木の下で【短編】
「ジャー」
シャワーの音がした。

僕は急いで、風呂場に向かった。


ドアを開けた瞬間

真っ赤なヴィジョンでいっぱいになった。





そこには浴槽に入った憂里が居た。

浴槽からは水が溢れ
全裸の憂里は、ぐったり首を落としていた。


憂里の左手には深く
「A+Y=×」
と刻まれていた。
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