先輩と後輩、そして私
先輩は、去年同様、あっという間に何人も抜かし、1位。




「先輩、かっこよかった~」




「きっと、去年の南海みたいな子が増えるんだろうな~」




「それって?」




「去年の南海みたいに、先輩に一目惚れした子多いんじゃない?
南海大変だねッ」



そうじゃん!!
・・・由衣面白がってるなぁ!!




「あ、南海、先輩あそこに居るから行ってきたら?」




「うん!」




先輩の元へすぐさま向かおうとした途中・・・




「ねぇねぇ、ここの学生の子だよね?
可愛いね~。俺らさ、あんまよくわかんないから紹介してくれない?」




他校っぽい男子3人組の1人が私の腕を掴む。




「離してくださいっ!」




「いいじゃん~、俺らと楽しいことしよ~?」




「やっ、」




離してほしい、なのに力はとても勝てない。




「おーい、俺の彼女に何してんの?」
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