チッサイ、オッサン
母さんへのイライラと、じいちゃんへの罪悪感が入り交じったまま夜になって、父さんが部屋に夕食を持ってきてくれた。


「あれ?帰ってきてたの?」


「え?さっき部屋に顔出したじゃないか」


俺の父さんは、母さんがああいった性格なのもあって非常に影が薄い。


「知らないよ?俺寝てなかったけどな」


少しだけしょんぼりする父さん。


「声、聞こえなかったんだな……」


< 191 / 216 >

この作品をシェア

pagetop