チッサイ、オッサン
思いっきり首を伸ばして見てみると、俺の背中の方に箱に詰めたはずのオッサンがすぴすぴと眠っていた。


きちんとお札を付けたまんまで……。


そこで俺の心はボッキリ折れてしまった。


隣でオッサンが眠る中、急速に気持ちが萎えていく。


「……なんなんだよ、もう。お前はどこぞの人形かよ……」


弱々しく毒付いて目一杯体をくの字に曲げた俺。


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