小さなラブレター。


涼が塚越と月島に挨拶をしてから教室に入る。
涼が挨拶してるのに、俺が挨拶しないのはいけないと思った。
だから、塚越と月島に挨拶をしたら、月島がおどおどしながらも挨拶を返してくれた。


挨拶だけなのに、顔を赤くして恥ずかしそうに言う月島を見て、つい口元が緩んだ。

月島は少し安心したようで、ちょっと笑顔になった。


フワッ…


月島の横を通りすぎた時、昨日の教室でしたせっけんの香りがした。


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