好きになっても、いいですか?

カチャカチャカチャ、と軽快に響くキーボードの音。


「あ、見ないでね」
「全く、怖い女だよ」
「ふふ。ありがと」


その光る画面には【メールを送信しました】の文字。


「オッケー」
「じゃあ、御礼をしてもらえるのかな」
「……1時間だけよ?」


そうして何事もなかったかのように、そのパソコンは再び眠りについた。


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