囚われの姫
「っ………。」
(………さっきのは…。
………夢…?)
感じるのは自分がフワフワとしたものに包まれていること。
瞼は相変わらず重いが…先程のように開けることができないわけではないようだった。
ティアラが重たい瞼に力を込めうっすらと開くと…。
「………………?」
(……ここは…どこかしら…。)
見たこともない真っ白い壁に覆われた部屋のベッドのような物に、ティアラは横たわっていた。
フワフワしたものの正体は、丁寧に彼女の体にかけられた柔らかい布団と、下に敷かれたタオルケットだったらしい。
…ふと、耳を澄ますと…小鳥のさえずりがティアラの耳に入ってた。
(…これは……夢の続きなのね。
だって…私……。)
思い出そうとすると頭が縛られるように痛んだ。
(…そうよ。
私、牢獄にいたはずだもの……。)
思い出した途端、ティアラの瞳からはスーッと涙が流れ落ちた。