家政婦のメイド派遣します!
「さあ、帰りましょう。」

桃子達は祐樹の秘書が運転する車に乗り込んでした。

先ほどの祐樹の話は本当の事で今は祐樹が呼んだ部下が佐々木の部屋を見張っている。

彼が出ていくのも時間の問題だろう。

桃子は車に乗り込んでからは左右を祐樹と直樹に挟まれて始終色々なところにキスをされていた。

秘書の彼も心得ているので見て見ぬふりである。

「あの…会社に帰るんじゃなかったの?」

帰り途があきらかに違う事に気がついて桃子が祐樹に質問した。

確かにこんな状況になったので今日は仕事をする気にはなれなかったが家への道筋とも違うような気がして桃子には予想がつかなかったのだ。

「ちょっと寄りたいところがあるんです。」

「楽しみにしていろ。」

祐樹と直樹は2人して優しくほほ笑んだ。
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